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高次脳機能障害の診断された男性社員

高次脳機能障害の高次脳機能とは?
人間ならではの高度な脳の働きを指す。
いろいろなことに注意を払ったり、記憶・思考・判断を行ったりする機能。

診断までにいたった例25歳男性会社員

半年前交通事故に頭を強く打ち、右足を骨折、前頭部に怪我。
事故翌日には意識回復。
一週間に杖で歩けるので一ヶ月に退院。
3ヵ月後に元の職場に復帰できた。

ところが、事故の前に出来たことが出来ないことに気づく。
ぼーっとしていることを注意される。
約束ごとを忘れる。
効率的に仕事ができない。
自宅に帰ってもイライラして母親から怒りっぽくなったを指摘。
不安になった親が病院に連れて行ったところ高次脳機能障害と診断。
職場にもどってから高次脳機能障害に気づく。

高次脳機能障害と診断されたAさんは外傷性脳損傷(半年前の脳の前頭部への損傷)が原因。
時間がたってから出ないと分からない理由は、入院中からあった。
入院中は医療スタッフ 看護士が日常生活の介助や指示をしてくれる。
自分で記憶や判断をする場面がなかった。
退院して社会復帰すると、人間関係の複雑さ、仕事の内容でイライラや効率が悪い事で高次脳障害が発覚する。

高次脳機能障害の原因

診断基準による対象

厚生労働省 後天性 元気だった人が病気や事故で障害を受ける。
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)
外傷性脳損傷、低酸素脳症
脳腫瘍、脳炎 など

対象外

脳性まひ、発達障害、うつ病、統合失調症、アルツハイマー病、パーキンソン病もあるが、高次脳障害の治療を受けられない。

高次脳機能障害は脳の損傷部位によって症状が違う。

前頭葉 注意 思考 感情のコントロール
側頭葉 の内側 海馬 記憶の中枢 もろい 
Aさんは両方に障害

頭頂葉 触覚
側頭葉 聴覚
後頭葉 視覚
場所により 異なる

高次脳機能障害の人は苦しむ人が多い。
だが、環境を変えたり工夫したりして時間をかけて乗り切り自分で生きている人も多くいる。